はしもとの家だより

  • コラム

「誰にも相談できなかった」50代男性の“家づくり孤独”

家づくりは「一人の悩み」でもある

家づくりというと、夫婦や家族で話し合いながら進めていくイメージが強いかもしれません。
しかし実際には、「誰にも相談できないまま不安を抱えている」という人も少なくありません。特に50代の男性からは、そんな声がよく聞かれます。

老後を見据えて住まいを考えたい気持ちはあるのに、仕事や家庭の中でなかなか本音を言い出せない。
今回は、そんな“家づくり孤独”の背景と、その不安を和らげるヒントを探っていきます。

男性こそ言い出せない「老後の不安」

「定年後も安心して暮らせる家にしたい」「老後の生活に備えたい」こうした不安を抱えているのは女性だけではありません。
むしろ、長年家族を支えてきた男性ほど、「弱音を見せてはいけない」と思い込み、老後の悩みを口にできない傾向があります。

  • 「もし病気になったら、家で過ごせるだろうか」
  • 「妻に迷惑をかけずに暮らせる家にできるだろうか」
  • 「一人になったらどうすればいいのか」

そんな本音を抱えながらも、表には出せずにいる男性は少なくありません。

配偶者の期待と自分の理想のズレ

家づくりの場面では、夫婦の希望が必ずしも一致するわけではありません。

  • 妻は「明るく広いリビングで家族が集まれる家」を望む
  • 夫は「趣味や仕事に集中できる小さな書斎」を欲しい

といったように、理想の暮らし方にズレが生まれることがあります。
特に男性は「家族を優先しなければ」と考えるあまり、自分の希望を後回しにしてしまうことも多いのです。

けれど、老後の暮らしは夫婦ふたりが毎日を過ごす舞台。
どちらか一方が我慢してしまうと、後々「こんなはずじゃなかった」という思いにつながりかねません。

「相談しやすさ」のデザインが鍵

そんな不安やズレを解消するために必要なのは、間取りの工夫や設備だけではありません。
大切なのは 「相談しやすさ」 をデザインすることです。

具体的には…

  • 小さな個室や趣味部屋をつくる → お互いの時間を大切にできる
  • 将来の暮らしを一緒に想像するワークショップ的な打ち合わせ → 言いづらい希望も自然に共有できる
  • プロの第三者(建築士・コーディネーター)を交えた会話 → 家族間では言いにくいことも相談しやすい

家づくりは「住まいを設計する」だけでなく、「会話を設計する」ことでもあります。
安心して本音を語れる場をつくることが、家そのものを心地よいものにしていくのです。

一人で抱え込まなくていい

50代の男性が抱える「家づくり孤独」は、決して特別なことではありません。
言い出せない老後の不安や、配偶者との理想のズレは、多くの人が経験しています。

だからこそ、家づくりは「一人で抱え込むもの」ではなく、「一緒に考えるもの」。
相談しやすい場をデザインしながら、家族と、そしてプロと、本音を共有していくことが大切です。

家は、人生後半の大切な舞台。
「誰にも相談できなかった」不安を解きほぐす一歩を、今から踏み出してみませんか。

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